160522_0
 5月22日(日)、晴天に恵まれた新宿の柏木公園には、正午になると伊勢志摩サミットに反対する仲間が続々と集まりました。12時半を過ぎると、「伊勢志摩サミットに反対する実行委員会」メンバーのあいさつでデモ前の打ち合わせが開始。

 かれはまず史上空前の警備態勢でG7サミットが準備され、街は厳戒態勢であること、そのなかで関西では5月19日、サミット反対運動を準備してきた仲間3人が不当逮捕されたことを弾劾しました。

 また沖縄で起きた元海兵隊員による女性殺害事件を糾弾し、深い悲しみに覆われながら、怒りをこめて「全基地撤去」に立ち上がる沖縄の人々と連帯し、安倍やオバマらが中心となって行われる伊勢志摩サミット反対の声を上げよう、とあいさつしました。
160522_2

 続いて、集まった諸団体からの連帯アピールです。辺野古への基地建設を許さない実行委員会、G7茨城・つくばサミットを問う会、反安保実行委員会、日韓民衆連帯全国ネットワーク、救援連絡センター、争議団連絡会・地域共闘交流会、DA(直接行動)、ATTAC Japan(デモ後)の団体の代表が、それぞれの立場から反サミットのスピーチをおこないました。

 海外からの連帯メッセージも届きました。アメリカからANSWER連合、台湾から労働人権協会、フィリピンからBAYAN(新民族主義者同盟)、韓国からAWC韓国委員会のメッセージがそれぞれ代読されました。
160522_1

 最後に、「対テロ戦争」と天皇制賛美のG7伊勢志摩サミット粉砕実行委員会が、「たたかいはこれからが本番だ」と、26~27日、伊勢志摩現地でサミット反対の集会・デモをたたかおうと呼びかけました。

 1時半、いよいよ柏木公園からデモに出発です。晴天に恵まれた土曜日、歩道は市民や海外からの観光客で埋め尽くされています。そのなかでデモ隊は「戦争を推進するサミット反対!」「貧困と格差を拡大するサミット反対!」の声を宣伝カーを先頭に轟かせました。イタリアなど海外のメディアも取材に来ました。
160522_3

 デモ隊に対し、警察官は「間を空けるな」等と叫び、過剰に規制し、私服刑事は執拗に追尾してきましたが、一切の弾圧を許すことなく、新宿駅を一周。ふたたび柏木公園に戻って、デモを終えました。